名称未設定 1
きれいな線画とは、手先の運動のみで描き出せるものではありません。


名称未設定 2
もちろん手を動かすスピードやペンの持ち方、姿勢といった
ものも重要ですので、何度も練習して慣れることが大切です。


名称未設定 3
水性ボールペンは強い筆圧をかけなくても鮮明な線が引けますから、
できるだけリラックスして描画するときれいな線になります。
適度の筆圧とリラックスで理想的なものが左上、
右の下はゆっくり描画したために太い線になっています。

水性ボールペンは用紙ににじむ性質があるため、
筆圧をかけなくてもゆっくり描画すると太い線になります。



名称未設定 4
「スピード感」のあるのは左の中。
しかし実際に速いスピードで描画したわけではありません。
正確な線をとらえて「切れ切れ」に描くとそう見えるようになるのです。

右上のような「ベタ」なタッチも好ましい印象を与えます。

鉛筆やシャーペンなどを使うとついつい「陰影」や「濃淡」を
加えたくなるのですが、ペンの場合はそれをグッとこらえて、
見えない線を見えるかのように描く」ことを心がけてみましょう。







名称未設定 5
右利きの人は左向きの顔が描きやすいです。
しかし右か左かで難易度が違うように感じられる描き方は、
「観察の仕方」という観点からすると正しくないのです。

顔のパーツを象徴化、「シンボル」に置き換えた見方をしていると、
右向きと左向きでは形状が異なることになり、左右を入れ替えることで
頭がいっぱいになってしまい、結果的に左右で顔が違ってくるのです。

ところが観察の仕方をしっかり身につけている人は、
「見たまま」をとらえることができ、シンボルに置き換える過程がないため、
左右のどちらでも自然に描けるようになっています。

「自分の得意な向きに変えて…」というやり方に頼るのは、
本当の意味での「絵を描く」能力が不十分であるといわざるを得ません。

「得意」なもののあることがいけないのではなく、
得意であるがゆえに「苦手」を生じさせてしまうことが問題なのです。

ここでその「能力」について説明すると膨大な量になるので割愛しますが、
デジタルではほとんど解決してしまうものです。
アナログにおける描画やデッサンに関しては重要なスキルです。







名称未設定 6
さて、この記事の最初の1行を読み返してください。

絵の練習をしている人が往々にして信じてしまうことの多いのが、
上達とは手の動かし方の問題である
ということです。

それは半分は正解ですが、半分は間違いです。

自分の名前を書けますか?
書けますよね。
見なくても?
書けますよね。

では、自分の知らない言語で名前を書けますか?
英語なら知っている人も多いので書けるでしょう。
ハングル文字はどうですか?
見ながらでないと書けないでしょう。

そういうことなのです。

絵というのも実はそれとまったく同じなのです。
描くのは「手」ですが、何を描くかというのは「目」で見たもので決まるのです。


描きたいものの線を目でしっかりと追うことにより、
その線、つまり「ベクトル」を手に伝えることができ、
ペンを動かして線を引くことができるということです。